初心者の方向けに隅田川でのシーバスの釣り方を解説します。

シーバス釣り|SeaBass Fishing @Sumidagawa

シーバスの季節ごとの釣り方

シーバスの季節ごとの釣り方
 ~生態を知り釣り方を知る~

このコンテンツでは、シーバスを釣るための基本的な知識を解説します。
1年間安定的に釣果を挙げるための参考にしていただけると幸いです。

イントロダクション

シーバスは、季節ごとに偏食する性質があります。このことを理解していないと、1年間通して安定的に釣果を上げることはできません。例えば、春に釣果を挙げた信頼のルアーを夏に使っても全く釣れないということもよくあります。

まずは、シーバスが1年間通してどのような行動をとり、季節ごとにどのようなベイトを好んで捕食しているのかを理解することが、安定的に釣果を挙げるための第一歩となるので、まずは以下に記載の季節ごとの習性を理解するところから始めましょう!

※シーバスの習性自体はおおよそ以下の通りですが、地域ごとに時期がズレるので、以下はあくまで隅田川河口部の情報として参考にしてください!

※また釣り方の記述は、隅田川河口部界隈での私の釣り方の一例です。これが唯一の「答え」ではなく、色々な考え方や釣り方があります!下記釣り方の記述に関しては、いつものやり方で釣れないなと思った時の参考にして頂けると幸いです。

季節ごとに抜粋して読みたい方は以下のリンクからジャンプしてください。
※生態を説明する上で、釣れない厳冬期から解説しています。
1月~3月 (厳冬期/産卵期)釣り方研究中
4月~6月 (回復期/バチ抜けパターン)
6月~7月 (梅雨期/マイクロベイトパターン・コノシロパターン)
8月~9月 (猛暑期~残暑期/シーバスも夏バテ?試行錯誤の猛暑期)
10月~12月(最盛期/産卵前の荒食い)
そしてまた釣れない厳冬期へ・・

1月~3月(厳冬期/産卵期)

産卵期による個体数の減少

シーバスは冬に産卵期を迎え、産卵に絡む成魚は皆外洋へ出て産卵を行うことから河川部での個体数は激減します。産卵に絡まない幼魚(セイゴ)や居着きの個体は若干残りますが、個体数は最盛期よりかなり減ってしまいます。

低水温による活性の低下

また水温が下がるとシーバスの活性も下がります。一般的にシーバスが釣れる水温は15度以上と言われていますが、厳冬期の隅田川は水温が10度を下回ることもあります(雪の日に測りましたが、5度~7度くらいまで下がっていました)。水温は外気温に遅れて変動(1か月前後遅れて変動するようです)しますので、最も寒い1月~2月の影響が2月~3月まで水温に影響してきます。

澄み潮によるルアーの見切り

さらに冬場は河川のプランクトンも激減するので、プランクトンを食べるベイトフィッシュ(シーバスが餌として捕食する小魚)も激減し、シーバスが河川に居る理由がなくなる上、プランクトンの減少により川の濁りが取れ、水が澄んだ状態になります。この澄み潮によりルアーが見切られやすくなり釣りにくさが増します。

1月~3月はこれからの課題

以上、厳冬期の1月~3月は、河川でのシーバスの数が激減する上、若干数残った魚も活性が下がってしまうので、かなり釣りにくい時期となります。
実際、このブログも12月後半から構築し始めましたが、その理由はシーバス最盛期には釣りに専念したいので、この時期を選んで3月までに構築しようという計画からです。

1月~3月は、厳冬期でも釣れるポイント(温排水などが流れ込み、水温が安定しているポイントなど)を調査しておく必要があるかもしれません。

ボートを出す方は、産卵場近くの沖へ行くと良いと思います。私は河川陸っぱり専門なので、あくまで陸で釣れるポイントを探しています。

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4月~6月(回復期/バチ抜けパターン)

バチ抜けパターン

外洋で産卵を終えたシーバスが河川へ帰ってくる

4月になると外洋で産卵を終えたシーバスが河川へ帰ってきます。
この時期のシーバスは、産後の体力回復期なので、体力回復に向けて栄養は取らなければなりませんが、元気に小魚を追う体力もありません。

バチ(イソメやゴカイ)の繁殖期が始まる

ちょうどこの時期にバチと総称されるイソメやゴカイなどが繁殖期を迎え、普段川底の土にもぐっているバチが水中へ出てパートナーを求めて泳ぎだします(バチ抜けと呼びます)。基本的には水面を引き波を立てながら泳ぎます(魚が背びれを出して泳いでいるような引き波が立ちます)。

食べやすく栄養価の高いバチは格好の体力回復源

小魚を追う体力のないシーバスにとっては、水面をふらふらと流れてくる(実際にはちゃんと泳いでいますが、小魚ほど俊敏には泳げません)バチは、格好の食料となり、また栄養価も高いようで、この時期のシーバスは旺盛にこのバチを食べて体力回復に努めます。
※東京でも早い場所では1月・2月からバチが泳いでいる場所もありますが、隅田川界隈では4月以降にバチ抜けパターンの釣りが成立しはじめます。

バチの抜けるタイミング

繁殖期に入ってもバチは一日中泳いでいるわけではありません。
基本的には夜に泳ぎだすと思ってください。さらに上げ潮時ではなく、下げ潮時に上流から流れてきます。タイドグラフを見たことがある方はご存じかと思いますが、潮の満ち引きは一日に2回満潮と干潮を繰り返します。この2回の満潮のうち日没後の満潮から下げの時間帯がバチ抜けのタイミングとなります。
最も良い条件とされるのは、4月~6月の大潮の日で、日没後に満潮が重なる条件が揃えば、満潮から下げの時間帯に下げ潮に乗って大量にバチが上流から流れてくる光景を見ることができます。この状況はバチ抜けパターンの釣りとしては最高のシチュエーションとなります。ただこの時期(4月~6月)は大潮でないと釣れないという訳ではないので、日没後の下げ潮の時間帯に釣るということだけ覚えておいても充分です。

バチ抜けパターンの釣り方

基本的にバチルアーと呼ばれる引き波系のルアーを使います。ただの棒のようなシンキングペンシル(ほおっておくと沈むがリトリーブすると浮き上がってくるルアー)をひたすらゆっくり巻くだけの釣りなので、最初は釣れる気がしないと思われる方も居るかもしれませんが、これがものすごく釣れます!
私も初めてバチルアーを使った時は、こんなの釣れるはずがないと思っていましたが、実際にはこの時期が1年で一番釣果を挙げています。

実際のバチ抜けを観察する

不安な方は一度バチが泳いでいるところを観察することをおススメします。
上記のバチが抜ける条件が揃った日に水面をずっと観察していると、魚が背びれを出して泳いでいるような引き波を見ることができると思います。もし見つけたらライトなどを当ててよく観察してみてください。それが実はバチであることがわかると思います。

実際のバチをイメージしてルアーを操作する

バチ抜けの釣りは、その泳いでいるバチのスピードと引き波をルアーで表現するところにコツがあります。もしその日に泳いでいるバチを見つけて、そのバチと同じスピードで同じような引き波を出すことが出来たらおそらく水面を割ってシーバスが飛びついてくるでしょう。

バチは俊敏には泳がないので、とにかくゆっくり(スローからデッドスロー)リトリーブして綺麗な引き波が出ているか確認しながら釣りを行ってみてください。

おすすめのバチルアー

「ルアー紹介」のコーナーでも紹介しますが、おすすめのバチルアーも紹介しておきます。基本的にはシンキングペンシルとフローティングタイプの2種類を用意しておくとどのようなシチュエーションでも対応できると思います。

ima Aldente(アルデンテ) 95S カルボナーラ/ビアンコ

まず絶対の信頼がおけるバチルアーは、大野ゆうきさんプロデュースのアルデンテ!
シンキングペンシルタイプのバチルアーです!!
バチ抜けルアーima Aldente(アルデンテ) 95S カルボナーラ/ビアンコ
バチルアーは基本的にアクションしません。ただひたすらゆっくりと巻いて、引き波を立てるだけなのですが、このルアーはとにかく綺麗な引き波を立ててくれるので、バチをイメージしながらゆっくり巻いてくるだけでボコボコ釣れます!

ただし河川はその日ごとにコンディションが変わります。アルデンテはシンキングタイプなので、塩分濃度や流れの速さなどの条件によってはスローリトリーブでは思うように浮いてこず、綺麗な引き波が出せない時がなどもあります。そういった時にチョイスするのがフローティングタイプです。フローティングタイプは、ほおっておくと浮いているので、塩分濃度や流れの速さにかかわらずデッドスローでも引き波が出せます(シンキングペンシルは、巻かないとどんどん沈みますが、フローティングタイプは極端な話、水面に置いておいておくこともできます)。シンペンが上手く浮いてこない・できる限りゆっくり巻きたい・水面を漂わせたい等の需要がある時はフローティングタイプを選びましょう!

Daiwa SLY(スライ)95F ハッピーレモン

ちなみに大野ゆうきさんプロデュースでフローティングタイプのSLY(スライ)というルアーも販売されています。
おススメのバチルアーDaiwa SLY(スライ)95F ハッピーレモン
このルアーはフローティングタイプなので、とにかくゆっくり巻けます!フローティング&独特の形状効果で、超デッドスローで巻いても綺麗な引き波を出してくれる上、視覚的にもバチのイメージが湧きやすく、モチベーションを上げてくれるルアーです。実際にほぼ巻かないくらいの釣りをしてみても釣れました。

難点はフローティングなので、ルアー自体が軽く、飛距離が全く出ません。
また軽さゆえ風にも弱く、風速4mくらいのシチュエーションでもラインが流されてルアーも横にスベッてしまいます。巻き抵抗もほぼ無いので、それ以上の風になるとスプールにラインがしっかり巻き取れず、ライントラブルも起きやすい状況になります。ルアー自体は非常に優秀なルアーなので、シチュエーションによって(風のない日に近距離をデッドスローで巻きたい時など)使い分けると良いと思います。1本は持っておきたいルアーですね。

Blue Blue RAZAMIN(ラザミン)90 チャートバックパール/イブランリバース/マットチャートタイガー

上記のようなフローティングタイプの弱点を克服したフローティングバチルアーが、村岡昌憲さんプロデュースのラザミン!
バチルアーとしては太めに作ることで、浮力と重さのバランスを調整しており、フローティングなのですが、良く飛び!風にも強い!です。
スライが95mmで6.8g、アルデンテが95mmで7.1g、ラザミンは90mmで8gにセッティングされています。
おススメのバチルアーBlue Blue RAZAMIN(ラザミン)90 チャートバックパール/イブランリバース/マットチャートタイガー
このルアーはバチルアーとしては少々太いので、心理的な不安は感じますが良く釣れます!そして前述の通りフローティングタイプの特性を活かしつつ弱点を克服しているところが優秀です!フローティングなのでとにかくゆっくり巻いて充分に引き波が出せますし、それでいて飛距離も出て風にも強いです。引き波はアルデンテより細めの引き波が出てリアルなバチ風の引き波を演出できます。実際に隣を泳いでいるバチと速度を合わせて同じような引き波をだしたら、本物のバチではなくラザミンに食いついたこともありました。

以上のようにシンキングタイプとフローティングタイプの両方を用意して、その日のシチュエーションに合わせてルアーを選択するようにすると、同じバチ抜けパターンでもバリエーションを拡げて釣果に結び付けることができると思います。

ちなみに私の場合のトップバッターは常にアルデンテです。まずは皆さんも自分が信頼できるルアーを一つ見つけてみてください。

バチ抜け豆知識

バチ抜けシーズンも終盤を迎える6月頃になると、綺麗な引き波を出すバチは徐々に減り始め、かわりにクルクルと回りながら泳ぐ小さなバチ(クルクルバチ)が増え始めます。この時期になると、そろそろバチパターンが終わり、マイクロベイトパターンに切り替わると思ってください。バチをたくさん食べて、産後の体力を回復したシーバスは、あえて小さなクルクルバチを選ばず、ちょうどその頃から大量発生するマイクロベイト(ハク:ボラの稚魚・幼魚)を好んで食べ始めます。少し時期が重なりますが、次の項では6月~7月(梅雨)シーズンのマイクロベイトパターンとコノシロパターンについて解説します。

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6月~7月(梅雨期/マイクロベイトパターン・コノシロパターン)

マイクロベイトパターン

マイクロベイト大量発生

前項の最後にも触れましたが、梅雨が本格的に始まる6月~7月にかけて、ハクと呼ばれるボラの稚魚・幼魚が大量に発生し始めます。この時期のハクは主に2cm~5cmくらいのサイズでマイクロベイトと呼ばれます。春にバチを大量に食べて体力を回復したシーバスは、次にこのマイクロベイトを主食とし始めます。

ボイル開始のタイミングを見つける

ハクはものすごい数で群れを成して、岸際の浅瀬に停滞することから、シーバスもこの浅瀬で待機して夜の捕食時間帯を待ちます。時間帯はやはり日没後の下げ潮が良さそうです。日が暮れると捕食を開始しますが、そのタイミングは非常にわかりやすく、浅瀬のマイクロベイトがいたるところでビチャビチャと音を立てながら水しぶきを上げ始めます。シーバスの活性が上がってくると、そのマイクロベイトの水しぶきを割ってシーバスがボコボコとボイルするシーンも見られます。

ベイトもシーバスも大量に居るのに釣りにくい

しかしながら、それだけ水中が盛り上がっていても、なかなか釣りにくいのがこの時期です。ベイトが大量にいて、目の前でシーバスが捕食しているのに、なぜ釣れない?と悩むのがこの時期ですが、理由は明白で餌となるマイクロベイトがあまりに大群で居るため、シーバスは口を開ければ餌が入ってくるという状況にいます。ここにルアーを通しても、わざわざルアーを追って食ってくるという行動はなかなかしません(特に早巻きはしんどいと思います)。そう言った状況の中でも釣れる方法はいくつかあるのでルアーと一緒に紹介します。

マイクロベイトパターンと使用ルアー

まずマイクロベイトパターンで私が圧倒的に信頼しているのは、imaのピース60S(ハク)です!60mmと小型のシンキングタイプで小さなリップは付いていますが、基本的に巻くと浮き上がってくるのでシンキングペンシルに近い使い方が出来ます。カラーはハクがおススメです。日中でもナチュラル系として使えますし、光沢が強いので夜でも少しの明かりがあればキラキラとアピールしてくれます。
マイクロベイトパターン用ルアーima P-ce(ピース)60S ハク

特徴

小型ですが60mmで10gとそれなりの重量を持っているので良く飛びます。
動きはシンペンの動きで、ゆっくり巻くとヨタヨタとお尻を振りながら巻き上がってきます。レンジは巻くスピードにもよりますが、水面直下というよりは水面から数十センチほど下の上層レンジを引いてこれます。

使い方

マイクロベイトの群れより沖側にルアーを投げ入れます(群れに直接投げ入れると群れが散るので、沖側から引いてきて群れに合流させるようにしてください)。リトリーブスピードはスローからスローミドルくらいでゆっくり群れの下を通すイメージで巻いてくると良いと思います。シーバスは群れの下に待機して、下から突き上げてきて捕食するので、大量のベイトが居る場合、水面を引いてくるより群れの最下層あたりを引いてくるほうがシーバスの口に入る確率が高くなるように思います。ルアーが群れの辺りを通る時がチャンスなので、群れの最下層をヨタヨタと泳いでいるルアーをイメージしながらリトリーブしてください。大事なのはマイクロベイトの群れと同化させて、シーバスの口に入れてやることです。

ポイント

マイクロベイトは一か所にとどまり、あまり泳ぎ回らないので、早巻きや派手なアクションを入れるより、ルアーをゆっくり動かしてマイクロベイトの群れと同化させることがポイントです。

マッチ・ザ・ベイト=その時食べているベイト(餌)と一致させるという意味ではピース60Sはマイクロベイトパターンにおいて強い味方になってくれます。
※あまり在庫がない(不人気?)ルアーなので、見つけたら1個は持っておいても良いと思います。

ちなみにピースが手に入らなくても5g~7gくらいのメタルジグで同じようなパーターンを成立させることができます。
メタルジグ

大事なポイントは3つ

・マッチザベイト(マイクロベイトと同サイズのシンキング系ルアーを選ぶ)
・ゆっくりただ巻き
・マイクロベイトの群れの最下層をゆっくり通す

(マイクロベイトは表層近くに溜まっているので、最下層といっても数十センチのレンジを入れるだけです。ボトムを通すわけではありません。ルアーに合わせてリトリーブスピードとロッドワークで上手くレンジを調整してください)

※釣れるかどうかは、レンジで決まります!釣れない時は通すレンジを調整してみてください!

コノシロパターン

コノシロの遡上

上記ではマイクロベイトパターンを長々と解説しましたが、実は同時期にこのマイクロベイトを捕食するため大量のコノシロも遡上してきています。マイクロベイトほどの数ではないにしろ、かなりの大群で入ってきます(時間帯はやはり日没後の下げ潮)。大群が入ってくると一斉に捕食を開始するので、この時期シーバスを狙っていると先にコノシロが食ってくることが良くあります。サイズは20cm~30cmとよく成長しているので、セイゴくらいの引きは楽しめますが、シーバスが釣りづらくなるので厄介な存在でもあります。

コノシロ風にマッチ・ザ・ベイト

ただしマイクロベイトパターンの時のシーバスがマイクロベイトだけを食っているかというとそうではなく、シーバスの中でも大きな個体は、マイクロベイトを捕食に来たコノシロを食っていることもあります。もしシーバスを狙っていたらコノシロが先に食うので厄介と感じたときは、思い切ってルアーサイズを上げてシーバスの中でも大きな個体を狙うのも一つの手法です。外道のコノシロは掛からなくなるのでシーバスに集中できますし、大きな個体を狙うというワクワク感も楽しめます。マッチ・ザ・ベイトという意味ではマイクロベイトではなくコノシロにマッチ・ザ・ベイトさせるイメージです。

私の使用ルアー

ちなみに私は個人的な好みで、ブラックバス用の名作ルアーであるジョインテッドクロー148ssか128F(シンカーチューン済み)を使用します。コノシロは20cm以上のサイズなので178F(シンカーチューン済み)でも良いのですが、148・128でも充分なアピール力がありますし、178は私が使用しているロッドでは少し投げるのがしんどいです。
ジョインテッドクロー ルアーGAN CRAFT JOINTED CLAW改 148ss フラッシングマダムキラー

コノシロパターン用のルアーも販売されているので、お好みのルアーを使用されると良いと思います。大きなルアーは、本当に食うのか不安になる方もおられるかと思いますが、実際に20cmくらいのシーバスが15cmのジョイクロに食いついてきたこともありますので、活性の高い時のシーバスは大きいルアーの方が釣り易いケースもあります。逆に大きいルアーの方がアピール力が高い(見つけやすい)ので広範囲のシーバスを引き寄せる可能性も秘めています。

使い方

シーバスはブラックバスと違い、派手なアクションを嫌う傾向にあるので、派手なトゥイッチやジャークは入れず、ゆっくりただ巻きでジョイクロのS字特性を活かした泳ぎ方をさせるのがコツです(ゆったりと泳いでいるイメージ)。
フローティングタイプを買い、シールシンカーで綺麗に泳ぐバランスとレンジをチューンナップするとあなた独自のジョイクロが誕生します!!
ジョインテッドクロー ルアージョインテッドクロー ルアーGAN CRAFT JOINTED CLAW 128F 若鮎(シンカー2.5g)

6月~7月まとめ

同時期に終盤ながらバチ抜けパターンもまだ続いているので、この時期はバチルアーとマイクロベイト用ルアー、ビックベイトルアーの3種類をもって、状況により判断して使い分けてみてください(私の場合は、通年信頼のルアーであるコアマンのVJ-16とマルジンのUK BAIT15も常備しています)。

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8月~9月(猛暑期~残暑期/シーバスも夏バテ?試行錯誤の猛暑期)

シーバスも夏バテ? ~試行錯誤の猛暑期~
いろいろな釣り方が試せる楽しい時期でもあります!

シーバスも夏バテ気味

8月~9月の猛暑期から残暑期は、浅瀬の水温などが30度近くにまで上がることもあり、シーバスも夏バテ気味で活性が落ちてしまいます。水温の上昇に加えてプランクトンの増殖による赤潮なども発生し、シーバスの酸素欠乏に加えて、濁り過ぎでルアーの存在をアピールしずらい状況などが生まれます。赤潮や青潮など濁りの激しい日には、シーバスの視界が極端に狭まっているので、シーバスが目視できる距離にルアーを通す必要が高まり、レンジコントロールも釣果を挙げるための重要な要素となります。

上に居るのか下に居るのか

水温というのは、ぬるいお風呂に入った時に分かる通り、温かい水は上に溜まり、下に行くほど温度が下がります。また下に行くほど強い日差しの影響も受けにくいことから、夏バテ気味のシーバスは底付近に張り付いて暑さをしのいでいるのではないかと考えることもできます。一方で夏はトップが釣れるという説もあります。その他、中層を攻めるような釣りもありますが、答えはわかりません。実際に私もボトム・トップ・中層と各々で釣果を挙げています。猛暑期の釣りで大切なことは、色々試行錯誤を繰り返して、その日のコンディションに合ったパターンを見つけ出すことにあります。パターンさえ見つかれば、その日の釣果を挙げることができるでしょう。この時期は、日々コンディションが変わるので、常に色々なルアーを持ち歩いてその日のパターンを探すことになります。

イナッコの成長

春の時期にマイクロベイト(ハク:2cm~5cm)として群れていたボラの稚魚・幼魚がこの時期になると10cm前後くらいのイナッコへと成長してきます。
ちょうど一般的なルアーと同サイズくらいになってくるので、この時期はルアーチョイスの幅も広がり、シンキングペンシルやミノー、バイブレーション、ワーム、トップルアーなどさまざまなルアーの中からその日のベストルアーを探すことになります。

釣るための条件探し

上記の通り、猛暑期はルアーチョイスやレンジの選択肢が多岐にわたります。その中でその日のコンディションにフィットしたパターンを探す方法として、私は以下の11項目をチェックしながら条件探しを行っています。

その1:時間帯(釣行の時間帯を決める!)

シーバスは基本的には日没後の方が活性が上がる上、特に猛暑期は比較的気温・水温が下がる夜の方がシーバスのためにも自身のためにも釣り易いと思います。

その2:潮(狙う潮を決める!)

潮に関しては、私はやはり満潮からの下げ潮を狙います。河川では上げ潮はあまり流れが効かず、下げ潮で強い流れが発生します。一般的に流れがある方が魚の活性が上がると言われていますし、流れがあると水の抵抗が強まるので、ゆっくり巻いてもルアー本来の動きを出すことができます(夜は魚に見せるようにゆっくり巻きたいが、流れがない中ではゆっくり巻きすぎるとルアー本来の泳ぎが出にくい)。また魚は流れに逆流して泳ぐ習性があるので、ベイトフィッシュやシーバスも上げ潮では外洋へ向かって泳ぎ、下げ潮では河川へ遡上してくると考えています。サーフやウェーディングなどをやる方は、上げ潮を利用して沖の駆け上がり付近を狙えたり、川の流心を狙えたりと活用される方もおられると思いますが、こと隅田川河口部の陸っぱり釣りに関しては下げ潮がやり易いと思います(ただし、上げ潮に変わってから釣れることもあるので、答えはわかりません)。

その3:濁り(濁りのチェックを行う!)

赤潮・青潮が出ている時は避けた方が良いでしょう。水中のコンディションが悪く、シーバスの活性が下がるうえ視界も悪くなり、なかなか釣りにくくなります。隅田川界隈で夏場に澄み潮はめったにないので、赤潮・青潮が出ていなければ、適度な濁りで釣り易いと思います。

その4:ポイント(ポイントを決める!)

諸々試行錯誤する前提でも、その日のテーマはある程度決めてポイントを考えましょう。流れの強いポイントで流す釣りをメインに組み立てたいのか、小場所で壁際やストラクチャーを打ちたいのか、明暗を攻めたいのか、ランガンで広範囲を探りたいのか。その日のテーマを決めて、ポイント候補をいくつか挙げておきます。夏場は澱んでいるポイントよりも流れているポイントの方が釣り易いように思います。澱んでいるポイントでは壁際やストラクチャー周りが狙い目かもしれません。

その5:ルアーチョイス(テーマに合わせてルアーを選ぶ!)

シンキングペンシル、ミノー、バイブレーション、ジグヘッドワーム系、トップルアー(ポッパーなど)、スピンテールジグなど様々なルアーがあり、各々使い方や引いてくるレンジが異なります。その日のテーマに合わせてどのルアーをどのように使うかを決める必要があります。後ほど、私のおすすめルアーを紹介させて頂きます。

― その6~その8 コース・レンジ・スピードと3次元の試行錯誤 -

その6:コース(さまざまなコースを通してみる!)

一つのコースだけでなく、様々なコースを探ります。扇状に右の壁際から左の壁際まで試す方法や、立ち位置なども変えてあらゆるコースを探っていきます。
流れのある場所でもアップクロス・ダウンクロス双方での反応を伺います。

その7:レンジ(さまざまなレンジを通してみる!)

コースに加えて、レンジも表層・上層・中層・下層とすべてのレンジを探ります。基本的にはルアーチェンジして各層を探りますが、リトリーブスピードの調整でも細かにレンジを探ってみます。

その8:リトリーブスピード(巻き速度を調整する!)

リトリーブスピードでもルアーのレンジやアクションが大きく変わるので、さまざまなスピードを試してみます(ルアーにより推奨のリトリーブスピードがあるので、推奨値から乖離しすぎない範囲で試します)。
私の場合、以下の8段階のリトリーブスピードから試す範囲を決めています。

巻かない/デッドスロー/スロー/スローミドル/ミドル/ファストミドル/ファスト/高速巻き

※リトリーブスピードは感覚値なので、人によりスピードが異なると思いますが、私は人よりスロー気味だと思います。

その9:ルアーアクション(アクションも加えてみる!)

一通りのコースとレンジ、ルアースピードを試してもダメなら次にアクションを加えてみます。基本的にはジャークはあまり使わず、軽めのトゥイッチを不定期に入れるイメージで私は試します。チョン・一泊・チョンチョンの繰り返しで、一泊から次のチョンへ移行するあたりで食ってくることが多いです(個人的にはシーバスは激しいアクションを好まないと考えており、魚も散ってしまうので、あまり激しいアクションは入れないことが多いです)。

その10:飛距離(飛距離も大切な要素!)

3次元というからには、コースとレンジと飛距離ということになりますが、飛距離に関してはルアーに依存するので、3つ目の要素をスピード(アクション)とさせて頂きました。飛距離は出た方が広範囲を探れるので有利ですが、飛距離はルアーの重さや重心と空気抵抗に依存するので、その日のテーマとルアーが合っているかの方が飛距離よりも優先されると思います。

その11:直感(最後は直感!)

上記のように一通り試しては、ルアーチェンジを繰り返しますが、諸々試行錯誤していても、最後は直感が一番正しいことも良くあります!色々な条件を考えながら釣りをするのは安定した釣果につながりますが、何をしても釣れないという時は、直感を信じて投げたいルアーを思うように操作してみてはいかがでしょうか。案外それが正解だったりします!

夏場のおすすめルアー

それでは、夏場のおすすめルアーを紹介していきたいと思います!

まずは表層~上層を流す釣りでは、以下の2点が優秀です!

Blue Blue SNECON(スネコン)90S チャートバックデカレンズホロ

シーバス用ルアー
このルアーは上層付近を綺麗なS字を書きながら泳いでくれます。ルアー内のウェイトボールが固定されておらず、流れをうけてウェイトボールが不規則に動くことから、ルアー自体も不規則な動きをすることがあり、条件が揃えば良い釣果に導いてくれます(村岡昌憲さんプロデュースです)!

<使い方>
基本的にはアップクロスに入れて、流れに乗せながらただ巻きです。リトリーブスピードは、流れの強さによりますが、スローからミドルの間くらいで巻くと綺麗なS字が出ます。S字の幅は沖にあるほど大きく、手前に来るほど小さくなります。ダウンで食ってくることも良くあるので、ダウンに入ったらリトリーブスピードを段階的に落として、同じS字アクションをキープさせます(ダウン側でアップと同じスピードで巻くと暴れすぎるので調整が必要です)。

ima Lipper(リッパ―)90 ボラ

シーバス用ルアー
このルアーは、ゆっくり巻くと表層をクネクネと引き波を立てながら泳ぎ、少し早く巻くと若干レンジを入れて表層直下をキビキビと泳ぐウェイク系のルアーです(鈴木斉さんプロデュースです)。

<使い方>
動きが良いと思い、最初は巻いて使っていたのですが、このルアーに関しては、ほぼ巻かない方が良さそうです。着水してラインスラッグを取りきるまでに食ってきたり、早い流れに入って若干ラインスラッグが出たときなどに食ってきたので、もしかしたらと思い、あまり巻かずにラインスラッグを取る程度に巻いていたら連発で食ってきました。夏でもトップに出てくる一例です。

次にボトム付近を探るなら以下のルアーがおススメです!
(私は、ジグヘッドワームを使います)

COREMAN VJ-16 コボラサッパ

シーバス用ルアー
このルアーは、年間通して使える信頼のルアーです。ある程度水深のあるところであれば、ゆっくりただ巻きでプルプルと泳いでくれるので、餌のようにシーバスが食ってきてくれます。また行き帰りも壁際に落としてテクトロで引きながら歩いていると壁際のシーバスが食ってきます。魚が居れば食ってくるという信頼感がたまらないルアーです(泉裕文さんプロデュースです)!

<使い方>
上記の通り基本的には、ゆっくりただ巻きか壁際のテクトロで私は使います。ハゼを意識するシーズンや夏場のボトムを探りたいときなどは、根掛らないギリギリのスピード(たまにボトムに接触するくらい)で巻きます。難点はフックが小さく細く弱いという点と、フックが小さい上で自重が重いのでエラ洗いでフックアウトし易いという点が挙げられます(ヒットしたら極力竿を寝かせて、エラ洗いを防ぎましょう)。またエビり易い(フックがボディに絡みやすい)というのも若干ストレスはあります。また水深が浅い場所だと頻繁に根掛りするので、水深によっては、以下のADH13g+アルカリシャッドの組み合わせやPH6g+アルカリシャッドの組み合わせで代替することをおススメします。

VJ-22(22g)というUPサイズもありますが、こちらはVJ-16(16g)より全長が長いのに対してフックの位置がVJ16とほぼ変わらない(若干長くとっている程度)なのでバランスが悪く、ワームだけを持っていかれることが多いので改良の余地ありです。ワームのアピール力はVJ-22の方が強いので残念です。

COREMAN ADH(アルカリダートヘッド)13g + アルカリシャッド3″(コボラサッパ)
COREMAN PH(パワーヘッド)6g + アルカリシャッド3″(コボラサッパ)
COREMAN PH(パワーヘッド)6g + Gary YAMAMOTO 4″ GRUB(ホワイトシャッド)

シーバス用ルアー シーバス用ルアー シーバス用ルアー
水深が浅くVJ-16で狙えない時などは、ADH13gやPH6gなどのジグヘッドを代用してVJ-16で使用されているアルカリシャッド3″(コボラサッパ)を装着して使用します。13gと6gは水深により選択します。こちらは通常のジグヘッド同様にフックが上向きについているので、相当ボトムをこすっても根掛りしにくいです。またアルカリシャッドで反応が悪い時は、Gary YAMAMOTO 4″ GRUB(ホワイトシャッド)に付け替えたりもします。

ボトムの狙い方は人それぞれですが、私はジグヘッドワームを用いることが多いです。

中層を狙うなら以下2種類のルアーがおススメです!

JACKALL  MUSHBOB(マッシュボブ)50MR  ハーフミラーワカサギ
JACKALL  MUSHBOB(マッシュボブ)50SR    ダブルクラッチキンクロ

シーバス用ルアー シーバス用ルアー
このルアーはブラックバス用のルアー(クランクベイト)ですが、私はシーバスフィッシングで多用しています。通常のフローティングミノーに比べてクランクベイトはブリブリと強い波動を出して泳ぐので、アピール力が断然違います。波動だけで言うとバイブレーションよりも強いので、バイブレーション的な要素も持ちつつミノーのようなウォブンロールもしてくれるので、断然アピール力が強いルアーです。食い気の弱い時などは嫌うかもしれませんが、活性の高い時は食いつきが良いルアーです。サイズも50mmと一口サイズなので良く丸飲みされる逸品です。9.5gあるのですが、ファットなボディなので飛距離が全く出せないのが難点です。

リップの長い方は、MR(ミドルランナー)でリップが長い分深く潜ります。対してリップの短い方は、SR(シャローランナー)でMRよりレンジの浅いコースを引いてこれます。各々強く巻けばそれだけ深く潜っていきますので、2種類の使い分けとリトリーブ速度の調整でレンジを探るような使い方をします。

<使い方>
基本的にはただ巻きです。スローで巻いてもブリブリと波動が手に伝わってくるので、この波動が感じられるくらいのスピードで巻くと良いと思います。スローリトリーブからミドルリトリーブくらいを目安にしてもらえると良いです。波動の感覚でリトリーブスピードに確信が持てるのでとても使いやすいルアーです。

Marujin  UK BAIT 15(ユーケーベイト15) コンスターンギーコ

シーバス用ルアー
このルアーは、すばらしいっ!!とにかく良く釣れます!最近はこのUK BAITにはまって、年間通して持ち歩く一軍ルアーの筆頭に置いています。デフォルトでついているSAMURAI HOOK#8というのがいまいち掛りが悪く、フック自体も弱いので、個人的にはカルティバ ST-36BC 8号に付け替えて使っています。カラーは、デイではナチュラル系のカラーも使いますが、日没後はコンスターンギーコがお気に入りです。難点は個体にバラツキがあるように思われる点です。同じUK BAITをいくつか持って行って、同じポイント同じコースを1回1回付け替えながら何度も試してみたのですが、個体により手に伝わってくる波動が違います。セッティングに微妙なバラツキがあるようです。それでもUK BAITは、トップバッターで使いたくなる逸品です(嶋田仁正さんプロデュースです)!!

<使い方>
こちらも基本的にただ巻きで使います。クランクベイトやバイブレーションほどではないですが、ワームなのにブルブルと振動しながら泳ぎます(通常のワームより若干硬い素材を採用し、テールを大きめにすることで水の抵抗を高めているようです)。この振動が効くのか、ただ巻きしているといきなりシーバスがひったくっていきますので、一投ごとの期待感が大きいルアーです。ブルブルとした振動が感じられるくらいで巻くのが理想的なので、リトリーブスピードはスローミドルからファストミドルの間くらいでしょうか。ただ潮の流れにより波動が出にくい時もあるので、色々なコースを試して良い波動が出るコースを投げる方が良いと思います。正面よりも若干アップ気味に投げるのが一番波動が綺麗に出るように思います。

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10月~12月(最盛期/産卵前の荒食い)

シーバスシーズン到来!冬の産卵前に荒食い開始!

産卵前の体力増強

冒頭の1月~3月で触れたように、シーバスは厳冬期に産卵を行います。このため秋から初冬にかけては、産卵に向けて体力を蓄えるために荒食いを開始します。
私は4月~6月のバチ抜けシーズンの方が成績が良いですが、一般的にはこの秋のシーズンがシーバスフィッシング最盛期と言われています。

何を投げても釣れる

何を投げても釣れるは大袈裟ですが、この時期はとにかく釣り易いです。春のバチ抜けシーズンはバチしか食いませんが、この時期は活性が上がっており、比較的どのようなルアーにも反応してきます。夏場の修行の成果を発揮する絶好のチャンスです。夏場の猛暑期に試行錯誤したことを思い出して、自分の得意なパターンで釣果を挙げてください!

私が秋に使うルアー

1位:Marujin  UK BAIT 15(ユーケーベイト15) コンスターンギーコ
シーバス用ルアー

【中層~上層】
8月~9月の項で詳しく解説したので、ここでは細かい説明は割愛しますが、とにかく信頼のおけるルアーです!2019年の秋はコレばかり使っていました!本当にお世話になりました。

2位:COREMAN VJ-16 コボラサッパ
シーバス用ルアー

【ボトム~中層】
こちらも8月~9月の項で詳しく解説済みです。ボトム~中層はこのルアーで攻めます!UK BAITに出会うまでは、VJ-16が心の友でした!今でも大活躍してくれています。

3位:JACKALL  MUSHBOB(マッシュボブ)50MR  ハーフミラーワカサギ
    JACKALL  MUSHBOB(マッシュボブ)50SR    ダブルクラッチキンクロ

【中層~上層】
このルアーも8月~9月の項で解説済みです。秋には多用するルアーです!シーバスで使う方は居ないようですが、一度使ってみることをおススメします!何度も丸飲みされています。

その他にも、さまざまなルアーを使いますが詳しくは「ルアー紹介」のコンテンツで紹介します。秋はとにかく得意のルアーを使い倒すつもりでチャレンジしてみて下さい!

落ち鮎パターン

秋には落ち鮎パターンといって、秋に産卵を終えた鮎が弱って上流から流れ落ちて来るのを待ち構えているシーバスが居ます(多くは上流まで遡上して捕食しているようです)。私のテリトリーの隅田川河口部では落ち鮎は見受けないので、このパターンはあまり意識していませんが、この時期ジョイクロを流してみると確かに食ってきます。落ち鮎は居なくても、落ち鮎の味を覚えているシーバスは居るのでしょう。

GAN CRAFT JOINTED CLAW改 148ss フラッシングマダムキラー
ジョインテッドクロー ルアー

落ち鮎は瀕死の状態で落ちてくるので、落ち鮎パターンではルアーはほぼ流すだけです。アップに投げてラインスラッグを取りながら巻くイメージで流してみて下さい。私はシンカーを貼って、若干レンジを入れた上で、たまに巻きを入れてゆらゆらと泳がせます。

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そしてまた釣れない厳冬期へ・・

そしてまた釣れない厳冬期(1月~3月)がやってきます

そしてまた釣れない厳冬期がやってきます。冒頭に厳冬期からスタートしたのは、1年を通したシーバスの生態を理解する上で厳冬期(産卵期)からスタートした方が理解しやすいと考えたからです。そしてシーバスは毎年同じパターンを繰り返しています。このパターンを理解していれば、安定した釣果を挙げることができると思い、このコンテンツにはかなりの力を注いで作成しました。
これからシーバスフィッシングを始める、もしくはまだシーバスを釣ったことがないという方の少しでもお役に立てれば幸いです。

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